拓哉はすぐに車を出し、御坂の
屋敷にむかった。


俺らの後ろには、草薙、狭間、
他にも、四大極道の組長、若頭が
乗っている車がある。


これは全部、翠の女が頼んでくれたらしい
本当に、女は怒らせれば
怖いっていうのは本当のようだ。


「若、真白さんはもう一つだけ
言っていたことがあります」


少し間をおいてから、陽希は
おれにそのことをはなしてくれた。










『どんなに遠く離れて、暗くても、
莉月の光でなら、私はどこまでも
いける気がする』




真白・・・それをいいたいのは俺の方なんだよ
お前という光があるからこそ
俺は極道の世界で生きていける。