「どうした?怖くて声もだせねぇかぁ?
・・・いだぁ!この女!」

「ぐぅ!」


触ろうとした男の手を私は
思い切りかみ、男は離れていく。
怒りにまかせで私は男に
殴られた。


こんなの・・・慣れてる・・・
いつものことだ・・・
あのときに戻っただけなんだから・・・


「チッ!おい!女をあの部屋にはこべ!」

「「は、はい!」」


その後のことは正直あまり覚えてない。
久しぶりに殴られたので
意識が朦朧としていた。


どこかの部屋につれてかれると、
そこにはなにもなく、窓も、時計も
ただあるのは私をつなげておくための
鎖だけだった。


部屋の隅に連れて行かれ、ここまで運んできた男たちに私は
手と足を鎖によって繋がれた。


まさか、また鎖に繋がれることになるなんて・・・こんなことが
懐かしいと思うのは・・・私だけだろうな


皚・・・今頃怒ってるかな?
優夜は、泣いていたりしないだろうか・・・
凪穂は、黒い笑みを浮かべてないだろうか・・・
莉月は・・・ちゃんと、帰ってきてかな?

会いたいよ・・・莉月・・・
助けてよ・・・