一瞬で鳥肌が多たったのがわかった。
この世で一番聞きたくもない声だ。
また、戻されてしまうのかな?
やっぱり・・・私には光なんてなかったんだ。


母さん・・・ごめんなさい・・・


私には・・・自由がないみたいだ。


「御坂~こいつあんたのねぇ」

「あぁ~、噂以上じゃねぇかよぉ」


あいつの後ろからは、気持ちが悪く笑っている男がでてきた。


あれが、御坂?たしか、女を助けたっていうやつだよね?
あんなやつの何がかっこいいのか
私には理解できないわ・・・


「樹里さぁん、約束守ってくださいねぇ?」 

「もちろんよ、あんた達には一生分の快楽をあげるわ」


そう言って女達に渡したのは
携帯だった。
1人ずつに渡したあの女は私の方に
歩み寄り、脇腹を蹴った。


「ゲホッゲホッ」

「たくねぇ・・・あんたマジで邪魔なのよ
あの女が消えたと思ったら
今度はあんた達だし・・・、
だから今度はあんたの番ね?母親が
やられたことをそのままあんたにもしてあげるからさぁ、たのしみなよ?」