ー side真白 ー
学校に来てから二週間がたった時だった。
いつものように学校に行くと、
私の前に誰かがたった。
前を向いてみるといつかみたときの
一般人の女だった。
なんでこいつがここにいるの?
それに、後ろにいるのは『朱雀』と『玄武』の元姫だったはず・・・
あぁ、そうか・・・恨みか・・・
私に仕返しでもするって事かな?
まぁ、いまはどうでもいいから・・・
私が何をしようが誰も悲しまない。
「こいよ」
腕を引っ張られそうになったが
私は振り払い、相手を睨みつけ
そのままついていく。
付いたのはどこかの倉庫らしきところだった。
ここはどこなんだろうか・・・
あたりは何もないし、族って事だけは
わかるんだけど、
調べた事なんてないから、わからない。
「早くは入れよ!」
後ろから思い切り押され、中に入れられた。
中を見回してみると、そこには
ほとんど男だけだった。
焦点があってないってことは、
薬だ・・・この人たちは薬をやってる。
「やっとつれてきたのね~遅かったじゃない」