ねぇ…莉月?貴方も私を思ってはくれなかったの?
それとも、過去の私を知ったから、
もう私はいらなくなったの?
やっぱり・・・私は人を愛してはいけないのかな?


溜めていた涙が頬をつたり床に落ちていく。
こんな事したって何も変わったりしないのに・・・私は期待してしまう。
また、莉月が抱き締めてくれるんじないかって・・・でも、もう無理なのかな?


「拓哉、今日はここに止まって下さい」

「え?でも・・・」

「1人だと・・・眠れませんから」


早く、自分が住めるようにしないと、
いつまでたっても2人を頼ったら駄目なんだ。


「お願いします。」

「・・・わかりました。」


承諾してくれて、2人になんとか笑顔を作り、私は夕食の準備に取りかかる。
いつもの癖になったのか、莉月の分も作ってしまい、ひとまずラップをして、おいておいた。


寝るときには、陽希が傍にいてくれ、
何とか寝ることができた。


     ー就寝した後ー



ガチャ・・・