は?
あー。なるほどね。

龍之介の母親は
ここから30分くらい電車に乗った場所で
英語教師として、塾で働いている。


「あ、そ。んじゃ、ま、いいや。ってか、どいてよ。」

いい加減トイレの前で
話てるのもマヌケだ。

「はーい、てか、柚ちゃん。返事はー?」

そう
問いかけてくる、龍之介に、


「ない。ない。エイプリルフールはもう終わったでしょ。なんの、冗談だっての。返せ私の夢!」


そう答えれば、

「ひどっ!本気なのにー!!」

って、

だったら、
トイレなんかで告ってくんな!

絶対冗談にしか聞こえないっての!!