「…………」 さっきから沈黙で、少し気まずい。 先輩はこっちなんか見向きもしないで、黙々と本読んでるし。 なんなんだろう。 すごくマイペースすぎではないだろうか。 外を見ると、日も落ち、辺りが暗くなってきている。 さすがにそろそろ帰ろうと思った瞬間、 「帰るの?」