二人の時間が、あっという間に過ぎた。 あたしはちょっと寂しかった。 「りぃ準備出来たか?」 「…ぅん」 樹の後ろをちょこちょこと追って外に出て、樹を待機。 ブォン…。 「乗って」 「ぅん」 あたしが乗ったのを確認して、樹は走り出した。