帰りたくないな。 もっと樹と一緒にいたい…。 だけど、樹は樹なりに都合があるから、わがままは言っちゃだめだね。 風に靡かれながら、樹を見つめた。 そして心から願った。 ずっと一緒にいられますようにと…。 しかし、その願いはあっという間に砂が飛んでいくように消されていく。