それから佐々木を必死に探した。


裏庭、体育館裏、空き教室にもいない。


ということは残っているのは、



「屋上か!!」



頼む、頼むから間に合ってくれ!!


俺は一気に階段を駆け上って屋上に向かい、勢いよく扉を開けた。