「…あー、こたつから出たくなさ過ぎてヤバイ。そろそろご飯作らないとなー」
出たくないなんて言いつつ、きちんとこたつから出てキッチンへ向かう湊君はすごいと思う。
さすがストイックマン。
こたつでは生活リズムを乱されない。
私はこたつに生活リズムめちゃめちゃにされそうなのに。
こたつから出るのが嫌すぎて、夜遅くまでこたつの中にいて。
結局部屋に戻らずにこたつの中で寝てそう。
こんな私を見て、湊君はあきれるんだろうなぁ。
そんなことを思いながら私はキッチンに立つ湊君の姿を見つめた。
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