そう思い小さく笑ってから、湊君の背中に手を回し私からもギュッと抱き付いた。



「きっかけが同居なら、これからも同居を通じて親睦を深めていきましょうか」



そう言うと湊君はほんの少し私との距離を開けてはにかんだ。



「せいぜい、全力で愛されてろよ」



甘い爆弾を落とした湊君は、そのままチュッとキスまで落とした。



「湊君っ!!ここ、学校……!!」


「誰も見てないんだし」


「そう言う問題じゃありません!!」


「いちいち細かいな」



それ、普段私が湊君に対して言ったり思ったりしてることだよね!!
立場逆転しちゃってるよね!!