笑顔でそう対応すると、長松君は苦笑した。



「ザ・営業スマイルって感じだね。俺が来たことを喜んでくれての笑顔じゃないって思ったら複雑だな」



「ええ!?営業スマイルなんかじゃないよ!?長松君が来てくれたこと嬉しいよ!?」



「どーだか?」



意地悪に笑って腰に手を当てる長松君。

私の笑顔、そんなに作り物っぽいのかな……。
少し不安になってきた。


トイレに行って笑顔の確認してきちゃおうかな。

少しでもひきつってたら速攻マッサージして顔の筋肉ほぐさないと。



「……ははっ!!二條さん、百面相すぎてウケる」


「ええ!?営業スマイルって言われたと思ったら、次は百面相!?」