その微笑みに見とれていると、ピンッと人差し指でおでこを弾かれた。


「見すぎ」



そう言う湊君の顔は夕日のせいか、それ以外の何かのせいなのか頬が赤いように見えた。

……はっ、まさか!!



「たこ焼きの食べ過ぎで体調崩した……!?」



慌てて湊君の額に右手の平を当てるけど、手から感じる体温は多分平熱。

……良かった。
また寝込むことになったりしたら大変だもん。



「……体調、崩しては無いけど晩御飯は胃に優しいもの希望で」



湊君の言葉に私はうなずく。



「激しく同意」



そんな会話をして私達は笑い合った。