……まずい!!



「あーあーあーあー!!人として!!人として好きだからね、湊君!!」



捲し立てるようにそう言うと、湊君は私を抱きしめていた腕をは離してゆらりと立ち上がった。


振り返って見えた湊君の表情は、今まで見たことないような表情だった。



「……実花、明日の放課後話すからな。脅してきてる犯人に」


「えっ!?」



その言葉に私はギョッとした。

湊君も犯人、分かったの?


「俺、もう部屋入るわ。じゃあお休み」



その言葉にも驚いた。