「【バラされたくなかったら伊塚湊と関わるな】って……お前なんで隠してた!?」



叱責が飛んできて思わず背中を小さく丸めて目線を下に落とす。


テーブルの上に広げてあるたくさんの写真がしっかりと視界に入る。


その写真に写っているのは私と湊君が同じ家を出る写真。

ツーショットでは無いけど、同じ家から出ているっていうのがはっきり分かる。


だって、【二條】って表札写っちゃってるし。



「……同じ家に住んでるんだからが関わるな、なんて無理だよねー」


「それは学校で関わるなって意味だろ……って、そうじゃなくて!!お前なんで黙ってた!?」



うっ、話をそらせなかった。
ガックリと肩を落として私は経緯を説明しはじめた。