｢で、これは何なの｣



ソファに座る湊君。

テーブルを挟んで湊君の目の前に正座する私。


うう……浮気がバレた女の人の気分だ。
浮気なんてしたことないのに。



｢机の上に見てくださいとばかり広げてあったけど、これは計画的？｣


｢……計画的じゃないよ。私がバカだっただけ｣


｢はー……じゃあお前の馬鹿さに俺は感謝しないといけないわけね｣



そう言って湊君はテーブルに広げてあるもののうちの1枚を手に取った。