そう言って先生は穏やかに微笑んだ。
なんか嫌な予感するのは私だけ?



「余分な分はいいとして、足りない分を放課後やってね」


まじですか!!
えっ、余分にやったところで足りない部分を補うっていうことは出来ないんですか!?


「二條さんならすぐ終わるから大丈夫よね」



……出来ないんですね。

先生の目が『やれ』と私に圧をかけてくる。


もう、やるしかない。

もともとページ数間違えてた私が悪いんだし。



「分かりました。今日中に終わらせます」


「よろしくね。じゃあ、放課後待ってるから」


「はい。失礼しました」