*湊Side*
適当だしルーズだけど、優しくて一緒にいて楽しいやつ。
俺の中でそんな存在だった実花が俺にとって“特別”になったのは、あの日。
寝込んでいた俺が目を覚ました時、実花が俺のベッドにもたれかかって眠っているのが一番に目に入ってきた瞬間。
それが決定的な瞬間だった。
自分ですぐに分かったんだ。
ああ、落ちたなって。
あの日から俺は、ずっと意識を実花に独占されている。
「あー、あっつい!!太陽滅びろー」
そう言いながら紺色のノースリーブシャツに、白デニムの短パンというかなり肌を出す服装でリビングを動き回るのはまじでやめてほしい。
「そんなに暑いならうちわで扇ぎながら部屋ウロウロしてないでエアコン付けろよ」
「電気代!!夏は30度越さないとエアコン付けないっていうマイルールがあるの!!」
適当だしルーズだけど、優しくて一緒にいて楽しいやつ。
俺の中でそんな存在だった実花が俺にとって“特別”になったのは、あの日。
寝込んでいた俺が目を覚ました時、実花が俺のベッドにもたれかかって眠っているのが一番に目に入ってきた瞬間。
それが決定的な瞬間だった。
自分ですぐに分かったんだ。
ああ、落ちたなって。
あの日から俺は、ずっと意識を実花に独占されている。
「あー、あっつい!!太陽滅びろー」
そう言いながら紺色のノースリーブシャツに、白デニムの短パンというかなり肌を出す服装でリビングを動き回るのはまじでやめてほしい。
「そんなに暑いならうちわで扇ぎながら部屋ウロウロしてないでエアコン付けろよ」
「電気代!!夏は30度越さないとエアコン付けないっていうマイルールがあるの!!」