「ありがと、及川さん」




「ううん」





だって、ほんとのことだもん。




こんな宮田君みたいな素敵な人に好かれて、誰だって嬉しいよ。







「ごめん、........じゃ、しつこいけど、このまま言わせて」






「うん?」






そして、二人並んで歩いていたけど、宮田君は綺麗な夕焼けを背に、自転車を止め、私の方に体を向けて、立ち止まる。