あぁ、もうすぐ夏休みがやってくる。
やだなー

夏休み自体は好きよ?
でもさー
結衣と会えなくなるから…ね。

バシッ… 

鈍い音が教室に響く
俺は教科書のようなもので叩かれたようだ

そして、こんなことするのはあいつしかいない。

「いったっ!!
 なにすんだよ結衣!」

「もうホームルーム終わったよ? 
 ぼっーとしてる蒼太が悪いの!」

周りをみるとカバンをもって教室をでようとする生徒ばかりだ。
 
「え、うっそー。
 もうそんな時間!?
 ってことはもう夏休みはじまった!?」