時間になって授業が始まる

私が席についてすぐに入ってきたペアの子は

小柄なメガネの男の子だった

しーーーーーーーん

授業が始まったはいいものの、個室のため他の席とは隔離されちゃうこの場所

音も遮断されちゃうわけで

先生の説明以外はもくもくと勉強にとりくむ

なんだか音がなさすぎてすごくきんちょうする

ちらりと先生を盗み見るとバチッと目があってしまった

盗み見れてなかった、、。

「なんだよ~、」

とにやにやしながら反応する先生に

ふるふると首をふってまたカリカリとシャーペンを動かしていく

なんだか、変な気持ちだ

ふわふわして、どぎまぎして、なんだか気持ち悪いような心地いいような、

よくわからないこの感覚の正体に気づくのはまだ少し先のお話。