季節は過ぎ、中学3年の3月。



志望校に合格し、気持ちも卒業に向けて高まってきたころ。





私は、郁哉くんと付き合った1年半、とても幸せだった。




遊園地に行ったり、カフェでまったりしたり、屋上でお昼を食べたり、そんな日々をうれしすぎて、くるみがあきれるほど話していた。





しかし、裏切りは突然に訪れた。