1週間後、とうとう交流会当日が来てしまった。






ジンクスを信じていないとはいえ、郁哉くんと過ごせるということを考えたら、考えすぎてしまった。








浮かれた中で学校に向かうと、





班分けが校門隣の掲示板に掲示されていた。





2年の班は1から5班まである。






恐る恐る掲示板を見てみると、





「私は、1班か...。」






とつぶやいていると






「君も1班なの?」





驚いた様子で聞いてきたので振り向くと、なんとなんと







郁哉くんではありませんか!






「うん。そうだよ!」





あはー。郁哉くんと一緒だなんて!





「早くバスに乗ろう!遅れちゃうよ!」






「あ、うん!」





私は全学年の1班が乗るバスに急いで乗り込んだ。