「あー!またつまみ食いして!」
「いいじゃん、いいじゃん。減るもんじゃないし」
「いや、思い切り減ってますけど!?」
なんて怒ってはみるが、妹のつまみ食いは毎朝のことだ。
「てかさー、お姉ちゃんもよく続くよね。三か月ずっとじゃん」
妹にそう感心され、もうそんなに経つんだ、と思った。
「まあねー。あんたとは違うからさ」
「うわ、ひどっ!私も長続きですよ?特に恋愛に関しては」
「そうだっけ?彼氏コロコロ変わってるじゃん」
「う・・・・」
痛い所を突かれたのか、妹は黙り込んでしまう。
「・・で、でも!お姉ちゃんは未練タラタラじゃん!」