その後一息ついて
後片付けにみんなで入った。


俺はまず着替えて
髪を朝の状態に戻そうとすると


春樹にその手を止められて
今日くらいその髪型にしとけ!


って眼力、強めで言われたので
少しヒビってそのままにすることにした。


更衣室を出てみんなと合流して
ゴミとか片付けて捨てに行こうとすると


女たちが「代わりま〜す」って
猫なで声で言ってきた。


すると周りの男達は
「や、俺がするから松田はいいよ。」


って少しムスッとした声で言われた。
俺はどうしたらいいか分かんなくて


「春樹!ごみ捨て行くぞ!」
って教室にいる春樹を呼んで


さっさと教室を出た。
教室を出ると後ろから春樹も付いてきて


「話、聞こうか?」って言ってくれた。
さすが春樹だなぁと思って


今日思った事
男に対しても女に対しても全部、言った。


言い尽くすと俺は「あぁー、スッキリした!」
って少し大きめの声で言った。


春樹は「お前、今日1日で明るくなったな!」
って笑顔で言った。


俺はまぁ確かにそうかもしれないな
なんて思った。


すると春樹は
「これは、坂内さんと俺に
感謝の印に奢りだな〜!頼んだぞ!」


なんて言うから
「調子のんな!でも、奢ってやるよ!」


って俺は言った。
確かに坂内さんと春樹には


今日1日ほんとに助かった。
感謝してる。ジュースじゃ足りないくらい


とか思ってる俺は
春樹はもちろん、坂内さんも
俺にとって大事な存在なんだろうな。