そして、開店すると
女たちが10人程入ってきた。
友達同士だから4組ぐらいかな?多分。
俺は教えられたとおり爽やかに言った。
すると2組目の2人組の女友達同士が
俺のことを指名?みたいなのをした。
俺は天変地異の前触れとかかなって思って
もう、こんな奇跡ないだろうと思いつつ
その2人組を席へ案内した。
2人組は席に座ると
俺は「メニューはいかが致しますか?」
と爽やかで作り笑顔で言った。
女たちは
「んー、じゃあー、松田君がいいなぁー」
って鼻にかかるような
間延びした声で言った。
俺は困って「はぁ……。」と言った。
でも、さっきの春樹から伝授してもらった
色々な事を思い出して
女の耳元でボソッと言葉を言った。
女は俺の言葉にキャーって言って赤面した。
ひとまず良いかなと思って
メニューをきちんと取って
その席を後にした。