私は智君と手を繋ぎ、皆のところへ戻った。

“ちょーちょー!智君彼女ゲットかぁ?”


私達を見た兄の友達がひやかしてきた…



「せやでー!だからおまえら手ぇ出すなよ!」


“智君ずっと亜美ちゃん狙いやったからなぁ”


兄の友達が私の隣にきて小声で言った。


『そうなん!?』


「何が?」

智君が私の声に反応して聞いてきた。


『えー!内緒ッッ!』


「またこちょこちょ攻撃したろかぁ〜」


『もう勘弁してー』


“お似合いやねー”


また周りがひやかしてきた。

「じゃあとりあえず乾杯しようぜ」

智君が皆に言うと、更に盛り上がった…


“智君彼女できた記念に…”

“かんぱぁぁ〜い!!”