同じ中学の人はほぼいないこの高校で私は少しの不安を抱いていた。



そこまで大きくもなければ、小さくもないこの高校は1学年4クラス。


1クラス40人ほどという普通といえば普通の高校。



まだ着慣れていない制服に身を包みながら、玄関で自分のクラスを確認。




春田美桜…ハルタ…ハ…


っと、あった。


B組、かぁ。



周りの人達は友達と一緒に確認しながら泣いたり笑ったりしてて羨ましいなぁと思う。


まぁ、嬉しくなったり悲しくなったりするほどこの高校に友達いないけどさ?


早く友達出来ますように。



そう願いながら人の波に紛れ込んで教室へと向かった。