ベットの近くまで行くと
母さんは、俺の手を優しく握った。


「ふふっ…どうして煌弥泣いてるの?」


「う、うっせーよ…」


「てゆうか煌弥!
なんか背大きくなったわね!」


「ッ……当たり前だろ?
あれから1年以上も経ってるんだから」


「ふふっ…1年?何言ってんの煌弥…!」


笑いながらそんなことを言って、
不意に日付を確認した母さんは……
口をあんぐり開けていた。