「で、でも先輩、すごい慣れてそうでしたよ?」 緊張で震えているのがバレないように、 アイスを食べながら言う。 「慣れてはいるけど、やっぱりあーゆーの好きじゃねーんだよな。きゃあきゃあうるさいし愛音との時間邪魔されて機嫌悪いわ俺」 いつもの先輩とは思えない、 低い声で早口でそう言った。