彼の1時間後。



彼の帰り道。



電信柱を蹴る彼は、不機嫌そうで。



それに引っ掛かった私は、勇気を出して話しかけようと思った。



普段男子とあまり喋らないから、私には少し勇気がいった。



「大丈夫?」



いきなりこの質問はないだろう。



でも、これしか言葉が思い浮かばなかった。