「私が見えるのは1時間後だけ…。」



とまぁ、こんな会話が小さい頃よくあった。



私は未来が見えるのだ。



1時間後の未来が。



特にぼーっとしてる時や、人と触れ合った時。



夢を見ているような感じだから始めは正夢だと思っていた。



でも他人からは信じてもらえないか、気味悪がられるかで、この頃から言わなくなった。



そして今。


高校二年生、夏。



私の最後となる季節。