もう!何が何だかわからない。
 もう1度公平を見つめた。
 「公平・・・」
 公平は、一指し指を立てて静かにって仕草
をしてみせた。
 「えっ?何よ。どうしたの」
 耳を澄ませてみたら、隣りの部屋から、会
話が聞こえてくる。
 どうやら、ルミちゃん達みたいだ。
 「CDは、ここにあるから、だからもうい
いでしょう」
 「なんだよ。ここまできたらいいだろ」
 「きゃあーっ!止めてーっ。何もしないっ
ていったじゃない。止めてー」
 ただならぬ、ルミちゃんの叫び声
 公平は隣りの部屋に飛びこんでいった。
 私もその後を追った。
 そこには、長井って人にベッドに倒されて
襲われそうになっているルミちゃんの姿があ
った。