を回して、明るさを1番暗く調節してくれた
 調節できるんだったら、最初っから言って
よね・・・
 窓の外は、雨・・・
 雨の音が、不規則なリズムを、刻みながら
やさしく流れ込んできた。
 どんな音楽よりも、耳に馴染んでる。
 その中で、私を包んでいたバスタオルを、
公平が、やさしくほどいていった。
 静かな、夜に雨の音だけが、浮かんでいた
 本当に好きな人の腕の中が、1番幸せ。
 公平の腕の中で、そう感じる。
 あの時の香奈の言葉、ようやく実感できた
 私達は、これからも、すれ違いや、回り道
を繰り返すんだろうか?
 公平と私の赤い糸、結ばれてても、些細な
ことで、すぐにまた、ほどけたり、切れたり
するのかもしれない。
 未来は、どうなってるか、わからない。
 だけど、神様、ごめんなさい。2人をつな