「あっ・・・」
 そこには、瞳が、私の方睨みながら立って
いた。 
 なんだか、この状況だと、私が全面的に悪
いようで・・・
 これじゃ立場が逆じゃない
 一応、短い期間だったかもしれないけど、
公平の彼女だった私が、瞳に取られたんだ
から、私の方が、睨んでいいはず。
 うーっ、なのにやっぱり今の私は、何も言
うことが出来なくて、とってもややこしい状
況になってしまった。
 「話しあんだけど」
 瞳が言った。
 話し・・・私だってあるわよ。山ほどある
わよ。
 三島課長が大丈夫って表情で、私を見た
けど、私は、瞳の話しを受けて立つことにし
た。
 三島課長には、先に帰ってもらった
 こうして、瞳とちゃんと話すのなんて、初