後だったのに、自分で食べてるなんて・・・
 一口、おかずを口に、ほおばったところで
 「美和・・・」
 呼ばれて顔を上げたら、そこには、公平が
立っていた。
 2つのお弁当持ったまま、バツの悪そうな
顔の公平。
 昨日の今日だから、いきなりは、私だって
バツが悪い・・・
 「座ったら・・・ルミちゃんと森田さんの
お弁当食べるんでしょ」
 これは、嫌味だよね・・・
 「おまえ、どうして知ってんだよ」
 慌てて聞いてきた。
 「ルミちゃんに聞いたの」
 「あーっ」
 妙に納得した様子で、公平は、
 「じゃあ、ここイースか?」
 身も凍るような、おやじギャグを、言った
後、私の座っているベンチの1番端っこに腰