てきた。

うそっ!!!

それでも身動き出来ないなんて・・・
 「あっわりぃ」
 慌てて、すぐさま謝る公平
 「ばか!痴漢」
 私は、俯いたまま呟いていた。
 「もう最低ー」
 「わざとじゃないよ」
 「だって・・・」
 視線そらして、そっぽを向いた私。
 公平に、胸がないことわかってしまった。
 昔っから下ネタ大好きで、エロい奴だか
ら、胸のことは、薄々気がついていただろ
うけど、決定打を与えてしまったじゃない
 「公平になんて、触られたくなかったわ
よ」
 妙にムキになってる。