「晴斗ー?」
晴斗のクラスに行き、名前を呼んでみる。
だけど返事はない。
晴斗と同じクラスの環菜(カンナ)が
「今日は晴斗君風邪で休みだよ〜」
と教えてくれる。
……嘘だろ。
あんなに元気な晴斗が風邪ひいて
休むなんて…
あ、私、空下美愛(ソラモトミア)です!
結城晴斗(ユウキハルト)と付き合ってます///
いつもの様に迎えに来たんだけど…
今日は風邪で休みみたい。
…どうしよう〜…
…はっ!そうだ、お見舞いに行こう!
そしたら晴斗も元気出るかなー…!
家に着いた私は、晴斗に電話してみる。
プルルルー… プルルルー…
『はい、結城です ゴホッ』
「あ、晴斗!?」
『…美愛かよ… なんか用?』
「あー…あのね、晴斗今日、風邪ひいて
学校休んだでしょ?」
『ああ、そうだけど… なんで知ってんの? ゴホゴホッ』
「あっ、環菜から聞いたから………
…もしかして、怒ってる?」
『…別に。 …来んなよ』
「…え?」
『…だから俺の家に来んなよってこと ゴホッ』
「…うん」
『それじゃ』
ツー、ツー、ツー...
あ、切れちゃった…
でも、心配だよ...
行っちゃおう…かな……
私は晴斗の家に行くことにした。
自転車にまたがり、こぎだす。
来るなって言われたけど…心配だもん…
ピンポーン
晴斗の家に着いた私は、インターホンを押す。
ガチャッ