「無理、」


『よし、んじゃだいたい決まったな。これでLHR終了。かいさーん!』


まじで、
ほんとにこれ決定なの。

休みたい、合宿とかもう知らない。


「李心と一緒になれて嬉しい!」

「あたしも嬉しいけど、暑いから離れてよ」


あー、めんどくさ。
沙絢を恨む。沙絢に罰が当たれ。

いや、沙絢任せにしたあたしに罰が当たったんだ。
こうなるんだったら、最初から自分から声かけとくんだった。


「んじゃ、合宿よろしくね!」


沙絢はあー、決まってよかった。みたいな幸せなニコニコ笑顔を見せていた。