沙絢を席で待っていると、たくさんの人から話しかけられた。


『小山さん、俺らと一緒にならない?』


『李心ちゃん、お願い!あと1人なの!』


男子にも女子にもお願いをされた。

でもあたしは


「ごめんね、班決めは沙絢に任せちゃってるから。沙絢に聞いてくれる?」


そういうと、あたしの机の周りにいた人たちが沙絢の方に行った。

ごめんね、沙絢。
こうしないとこの人たち引いてくれないんだ。