あたしの大丈夫という言葉に
謙太さんのキスは口から離れ
首筋に・・・。


そして手はあたしのブラウスの
ボタンを外しに・・・。


「見ないでください」
とその手を止める。


「見ねーとできないんだけど?」


「でも!
なるべく見ないでください」


「自信を持てって」


「持てないから言ってるんじゃないですか」


「うるさい黙れ」


口を塞がれてる間に
素早く脱がされた。


「きれいだよ」


ーーーきれいだよ


「意外とな」


あ・・・意外とな・・・か。


「一言多いです」


ずっと攻められていると
自然に頭の中が真っ白になって
こんなに気持ちいいと思ったことがないくらい
不思議な気持ちが続いた。


「もうそろそろいいかな?」


謙太さんは準備を始めた。


「痛かったらいつでも言えよ
やめるから」


痛くても言わない
だって 止めてほしくないんだもん。


・・・・・・


痛い・・・


でも 謙太さんのキスは
気持ちよくて痛みを少しだけ
忘れさせてくれる。


「ごめん!申し訳ない
もう・・・無理っ」


いつもの俺様な口調と違って
吐息と共に少し苦しそう・・・
その直後謙太さんの動きは止まった。


しちゃった
本当にしちゃったんだあたし。