そうだよ...


翔流は裏切ったりしない。


翔流から貰ったこの指輪をはめられるのは
この世界で私だけだもん。



だから、大丈夫だよね...?


翔流はちゃんとここに帰ってきてくれるよね?



そう思い、出来上がったオムライスを机の上に並べた。



さっき作ったオムライスを見つめる。


翔流のオムライスには私が書いた


“LOVE♡”


と、書かれている。


今はそんな文字も
グシャグシャにしたいほど辛い




「翔流、遅いな...」


いつもよりも帰りが遅いから

余計に不安になる。

朝帰りだったらどうしよう...。