「久しぶりだな...翔流」



大輝さんは想像してたよりもはるかに

大人っぽくて落ち着いた雰囲気。


かっこいいけど、翔流には負ける。


「な、中に入りましょうよ!」


何とか気まずい雰囲気から

抜け出したい私そう提案した。



それから、中に入ったものの...


やっぱり気まずいまま。


「二人には本当になんと言っていいか...」


沈黙を破ったのは大輝さん


そういって頭を下げる。


「あ、いや...頭上げてくださいっ!!」


翔流は黙ったまま何も言わない。


私があまりに何回も言うから

やっと、大輝さんは頭を上げてくれた。