「愛優...勘違いしてる。
あの女は仕事の新作を
見に行くために一緒に行ったんだ。
あの女の父親とあの女に食事に誘われて断れきれなかった。
ごめんな、不安にさせたよな」
眉を下げて謝る翔流
「ホント...?」
ここまで聞いて信じられないなんて
私は本当にダメな女の子だ。
信じてるはずなのに心はまだ不安でいっぱい
「ほんとだ」
「俺の奥さんは愛優...お前だけだ。
これから先も
ずっと一緒にいたいって思うのも、
抱きしめたりキスしたりそれ以上をしたいって思うのも愛優だけなんだ。」
私は黙って翔流の目を見つめた。
これが翔流の本音なんだと伝わってくる。
「だから...
俺が命掛けても守りたいのは愛優だけだから」
“命を掛けて守りたいのは愛優だけ”
その言葉や翔流の本音が嬉しすぎて
私はこの人を選んでよかったな...
って改めて思った。