「愛優...二人とも立派に育ったな。

これから先も見守っていこうな」


翔琉のそんな言葉に涙が止まらなかった。


翔琉は優しく、その涙を拭いてくれた。



私は翔琉と出会えてよかった。

だって、こんな幸せな日々があるなんて

きっと昔の私なら思いもしなかったもん。


“奇跡”ってあるんだね。



私は翔琉を好きになってよかったよ

だって、こんなにも愛してくれる人は


────────翔琉しかいないよ




おばあちゃん、おじいちゃんの歳になっても


こうして翔琉と寄り添いあっていたい



「翔琉...出会えてよかった。ありがとう...っ」



――ボソッ...


翔琉の耳元で囁いた。



これが私の精一杯の気持ち──────。


翔琉の顔は見る見るうちに真っ赤になっていった。



──────翔琉、世界で一番愛してる



そういったのは翔琉と私だけの秘密





最強な彼に愛されてⅡ END