「愛優っ...なんなんだよ、あの手紙は...!!」


分娩室の前で俺は人目も気にせずそういった。


いいんだ...俺の気持ちが届けば...。



「勝手に死ぬんじゃねぇよ

勝手に...離婚届とか書くんじゃねぇよ...

俺はもうこの先お前しかいないんだよ...っ
お前しか愛せねぇんだよ...っ
だから...だから早く戻ってこいよ...。」



「俺が守りたいと思うのは愛優だけなんだよ」


我が子が生まれたなら...

もう二人増えるけど、

今はそんなこと言ってらんねぇ。