「でも...」


喜ぶ私たちに先生は真剣な顔つきになった。



「え...」


なに...?

なんか問題でもあるの...?


「双子ですから...
出産の時にリスクが伴う可能性もあります」


え、双子!?

双子なの!?



「私はそのリスクを背負ってでも産みます」


なんの迷いもなかった。


翔琉との子供を産めるなんて

どんなに幸せなことだろう。



「いい覚悟ですね。

元気な赤ちゃん産みましょうね」


ニコリと笑ってくれた先生


それから、産婦人科をでてから、
翔琉と二人並んで歩く。