「マジ?」
浮気してたんじゃねぇの?
俺が一人で勘違いしてたってこと?
「マジだよ」
「はぁ...マジでよかった。
俺、浮気されてんのかと思ったよ」
マジで愛優が離れていきそうで怖かった。
「う、浮気!?
そんなのするわけないじゃん!!」
「知ってる。
愛優は俺のこと大好きだもんな」
ほんとは余裕なんてこれっぽっちもないのに
こんなこといっちまう俺は、
俺様ってやつだろうな。
「なっ...///、そうだよ、大好きっ...///」
え...今、大好きって...?
いつもなら
『そんなこといってない!』
真っ赤な顔してそう流されるのに。
「はぁ、マジで不意打ちやめて...」
可愛すぎんだろ?
「あ、そうだ!はい、コレ。
誕生日おめでとう!!」
モジモジしながら
綺麗ラッピングされた箱を手渡された。