《翔琉said》




愛優の浮気疑惑から少し経って


あれから、愛優を避けていた。


“別れてほしい”


そう言われるのが怖くて、
ずっと逃げていた。



だから、いつも帰りは遅くて飯も外食ばかりしていた。



そんな中、きてしまった俺の誕生日


きっと、忘れんぼな愛優は覚えてはいないだろう。



「かーけるっ!」


愉快に声をかけてきたのは來輝。


「んだよ」


「翔琉、最近怖いぞ~、

愛優ちゃんと何かあったわけ?」



「なんも...」


ほんとはあるけど、

こんなところで來輝になんていったら
いつ、愛優の耳に入るかわかんねぇし。